アナリスト

アナリストとは個別企業の業績や株価の見通しなどについて、投資家にアドバイスをする、 いわゆる株式投資のプロフェッショナルです。一般には証券会社やシンクタンクなどに所属している人が多いです。 アナリストは企業を訪問し、担当している企業の業績や財務内容、将来性を調べ、その結果により、 その会社が投資するに値するかを総合的に判断します。皆さんも証券会社に口座を持つと、所属のアナリストが発表するそれぞれの企業の株価将来見通しを 閲覧することができます。

アナリストの方々は、資格試験に合格してプロとして認められていますが、管理人はあまり彼らの推奨銘柄を買いたくありません。 一つはやはりトヨタやソニーなど大企業が分析の対象になりやすく、管理人が好む地味な中小企業の分析が少ない、あるいは全く無いからです。 もう一つは昨今では減ったといわれていますが、証券会社が推奨銘柄を発表する前に、自社で既にその株を大量に買い込んでおき、 発表後、投資家がその株を買って株価が上昇したところで売り抜ける、ズルいことをする証券会社が存在するからです。

管理人も明らかに不自然な値動きをする株を今まで何銘柄も見てきました。 おそらく証券会社が入ったインサイダー取引でしょう。このような銘柄は手を出さないのが一番安全です。

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インカムゲイン

インカムゲインとは、株主が受け取る配当収入のことです。 株式以外でも、銀行から受け取る利息、投資信託から受け取る分配金もインカムゲインとなるようです。

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インサイダー取引

インサイダー取引とは、ある企業の株価上昇につながる情報、例えば上方修正ニュースなどを公開前に入手し、 事前にその企業の株を購入し値上がり益を確保する不正な取引の事をいいます。

どういった行為が情報開示にあたるかというと、 2社以上の報道機関にその事実を伝えた時から12時間が経過した際や、 その事実を証券取引所のインターネットサイトに公開された時、等となっております。

インサイダー取引の有名な例は、村上世彰さんが率いた村上ファンドのニッポン放送株の売買が挙げられます。 インサイダー取引はアメリカでは特に厳しく監視されていますが、 日本ではその監視が甘いとよくいわれています。 事実、管理人も明らかに何かしらの情報が漏れているんじゃないかと思われる値動きをしていた株を多数見てきたました。 インサイダー取引は確かに存在するでしょう。

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売り越し、買い越し

売り越しとは、ある一定期間に購入した株式の数や代金が、同期間に購入したそれらよりも少ないことを指します。 反対に、多いことを買い越しといいます。投資家の売買動向を把握するために、売り越しか買い越しかを注目することがよくあります。 最近、外国人投資家の売買比率が上昇してきたこともあり、 彼らの投資姿勢により日本株の動向が左右される傾向があります。

アベノミクスによる日本の景気上昇期待を背景に外国人投資家が日本株を大きく買い越している一方、 個人投資家はこの期間に大幅に売り越しているデータが出ています。 いつもそうなのですが、日本人の投資家は株価がいったん自分の買い値よりも下がり、 その後再び買い値近辺まで来ると、それ以上リスクを取らず、ひとまず売却してしまう傾向があるようです。 これを俗に「やれやれ売り」と言います。

株価が上昇過程にある時には外国人投資家が買い上がり、十分上昇した暁には個人投資家が乗り遅れまいと遅すぎるエントリーをしてきます。 そこで外国人投資家は徐々に保有株式を売却していまい、株価は下がっていくのです。 結局、利益は外国人投資家に持って行かれ、日本人個人投資家はいつもババを引いているのですね…。 これが日本人は投資がヘタクソと言われる所以です。今回のアベノミクス相場も全く同じ展開になったのではないでしょうか(・。・;

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売り残

売り残は信用残を参照してください。

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上値、下値

株式市場では「上値を追う」という言い方をよくします。上値の意味は、現在の株価よりも高い株価水準のことを言い、 つまり「上値を追う」とは株価が継続的に上がり続けている状況を指します。

例えば、現在の株価が200円だとすると「上値を追う」状況というのは、210円、220円、230円…と株価が堅調に上昇している状況ですね。 反対の言葉に下値があります。つまり現在の株価よりも株価水準が低いことを言います。 よく「下値を拾う」などど使われますが、これは株価が下がった状況で買うということです。

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追証

信用取引でカラ買いした際、買った銘柄が値下がりし、その担保を処分しても含み損が埋められなければ、 新たに担保を差し入れる必要がある状況の事を指します。 リーマンショックの際、日経平均株価が急落しましたが、この急落の要因の一つにこの追証制度が起因しています。 信用取引をしている人は株価が下がってくると、追証を逃れるため、損しようがとにかく持ち株を売却します。 その怒涛の売りが株価の下落をさらに引き起こし、株価は奈落の底に落ちていくのです。 追証による狼狽売りが収まり株価が底値を付けた時、それをセーリングクライマックスと呼びます。 この時だけは管理人は例外的に下落基調の中、株を買いに向かいます。 大抵、株価はその後反転して上昇しますので大きな利益を上げられることが多いのです(^o^)。

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大型株

大型株とは発行株式数が多い企業の株をいい、一般的に日本を代表する企業の株がこれに分類されます。 例えばTOYOTA、SONY、三菱商事などですね。

管理人は、発行株式数が5,000万株未満の株を小型株、5,000万〜2億株の株を中型株、2億株以上を大型株と分類していますが、定義は人により若干違ってくるようです。 東京証券取引所では、時価総額と売買代金の上位100銘柄で、発行株式数が10億株を超えるものを大型株と位置付けています。

大型株は資本金が大きく、市場で売買されている株式の数も多いため、株式市場では中心的な存在になります。 外国人投資家や国内の機関投資家は非常に大きな資金量で株を売買しますので、大規模な売買が可能であるこのような流動性の高い大型株が売買の対象になります。 そのため、株価は外国人投資家や機関投資家の思惑に左右される傾向が強く、また発行株式数が多いためどうしても受給関係が崩れにくく値動きが良くないので、 管理人はあまり好きではありません(゜o゜)。

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大引け

大引けとは株式市場の取引時間が終わり、売買が終了することをいいます。 取引を終了することを「引ける」、午前中の取引きが終了することを「前引け」、午後の取引が終わり、 当日の取引が終了することを「大引け」といいます。

東京証券取引所の取引時間は、午前(前場)はAM 9:00〜11:30、午後(後場) はPM12:30〜15:00となっています。

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お化粧買い

お化粧買いとは、株価を持ち上げようとする買いのことをいいます。 プロの機関投資家にとっては、3月の決算時の株価は非常に重要です。金融機関や年金基金は保有する株式の値段は 期末で決まりますし、ファンドは成績の評価に直結します。決算末に近づくにつれて、機関投資家がお化粧買いに 動いているのではないかと、ある銘柄に関して噂されたりします。しかしあくまで噂であり、本当にお化粧買いがあるのかははっきりしていません。 お化粧買いは3月の期末だけに限らず、各月末にも意識されたりします。

お化粧買いで株が買い支えられていると考えられる時で、その買いの勢いが強いことを「厚化粧」と呼んだりします。 また、期末が過ぎて買いが無くなり、株価が下がっていくことを「化粧がはげた」と表現することがあります。

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押し目買い

押し目買いとは株式投資手法の一つで、株価が下がった時に「買い」を入れることを指します。 実際はもう少し狭い意味で使われることが多く、株価が上昇トレンドにあり、 いったん利益確定の売りに押されて下がった時に、「買い」を入れることと覚えてください。

個人投資家が好む手法ですが、押し目だと思って買ったけれどもその後株価がズルズルと下がっていったり、 「押し目待ちに押し目なし」との相場格言があるように、株価が一時的に下がるのを待っていたら、 一向に上がり続けて結局買えなかったといったりと、成功させるのはプロでも難しいと思います。

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