株式投資の法則1

ここでは、具体的にどのように投資すべき銘柄を選別していくかを解説します。 なぜ低位株??で紹介したように、 値上がり率の高さから低位株が有利であるということは既にご理解いただけたと思います。

その次の段階として、ここではどのような業種に低位株が多く、どういった特徴が見られるかや、 低位株にありがちな倒産可能性の大きい絶対投資すべきではない会社の見分け方などを中心、に幅広く説明しました。 ぜひ参考にしていただければと思います。

低位株と業種

低位株を選ぶ際の注意点とコツを伝授したいと思います。

皆さんは低位株と聞くと、どの業種に多いと思いますか?「株価が低位」に放置されているのだから、 成長産業ではなさそうですよね。そうです、基本的には今後あまり大幅な成長が望めそうにない業種に低位株は多いのです。 大まかにいって、繊維、鉄鋼、非鉄、ガラス・土石、建設、海運、造船、空運、銀行でしょうか。

いわば高度経済成長時代に花形であった業種です。戦後はエリート大学に通う大学生の就職口として一番人気は繊維業でした。 戦後の花形産業といえば繊維業でしたが、それが時代とともに移り変わり、この業界は今やあまり人気の無い(といえば繊維業界の方に失礼ですが…)業種の代表といえるでしょう。

さらに1960年〜は、鉄鋼や造船なども花形の重厚長大産業でしたが、現在は成長が止まり生き残りの道を模索している会社が多いのが事実です。

しかし、私たちが投資をする際に最も重要視すべきは会社の成長性ではなくて、株価の潜在値上がり率です。 一方で医薬品や情報・通信業など、時代の先端を行くイメージのある業種では低位株の割合が低くなっている傾向があります。 それはつまり、成長が期待され、大幅に買い進めれている証拠ですね。

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