売買代金

売買代金とは、例えば一日や一週間など特定の期間中に成立した売買の総額をいいます。 投資家にとって売買代金は相場の過熱感を示すバロメータで、売買代金が大きい時は、総じて株価が大きく変動します。 2013年のアベノミクス相場では、東証一部の週間売買代金がバブル期よりも多かったそうです。

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半値押し

半値押しとは、順調に上がっていた株が下がりだし、それまでの値上がり分の半分まで下がったところを 一つの買い場とみる考え方です。例えば、500円だった株価が700円に上昇した後、 値上がり分の半分である100円下げて600円になったとします。これがいわゆる半値押しです。この水準になれば下げ止まってくるタイミングになると考えます。 その後も相場が弱く、元の500円まで下げれば全値押しといいます。

また半値押しとは反対に、下がっていた株価が下落分の半分まで戻すことを半値戻し、全額戻ることを全値戻しといいます。

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物色

物色とは、値上がりをする銘柄を探し、売買を手掛けることをいいます。 短期資金の流入による株価の急騰を「物色された」といった具合に使われます。

その他にも特定の業種に対して売買が活発になり株価が急騰する場面でも使いますし、その特定の業種が次々と順番に変わっていくことを「循環物色」といったりもします。 いかに、この物色の対象に先回りできるかが重要ですね!

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踏み上げ

踏み上げとは、空売りをした投資家が、予想に反して株価がその後も上昇したために、あわてて買い戻すことによる さらなる株価の上昇のことをいいます。

例えば、ある株が急騰して500円を付けたとします。その時に、今後株価が下がっていくだろうと思い、空売りを 仕掛けました。しかし、思惑とは反対に600円、700円と株価が上昇していきます。 空売りをした投資家にとっては、株価が上昇するほど損失が膨らんでいくので、最後は損失に耐えきれなくなり、 仕方なく高値で買い戻すはめになります。

こうした高値での買い戻しを「踏み」といい、それによって株価が一段と上昇することを「踏み上げ」といいます。

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分散投資

分散投資とは、できるだけ多くの異なる銘柄を買い、リスクを分散させる株式投資法の事です。 同業種では業績が連動しやすいので、よりリスクを分散させるという意味で、異業種の間で複数銘柄を保有し、 リスクを分散するといった手法が有効です。

例としては、景気動向に敏感な海運から商船三井を選び、あまり景気の影響を受けない医薬品業界から武田薬品工業を選ぶ、 といったパターンが挙げられます。

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ヘッジファンド

ヘッジファンドとは、全世界の投資家から資金を集め、株式や債券、為替取引、先物、 デリバティブなどの金融商品に投資を行い収益を上げることを目的としたファンドの事です。 ジョージ・ソロスの作った「クォンタム・ファンド」が有名です。

一般的には、ヘッジファンドと言われる集団は利益獲得のため、投資というよりは短期間の資金運用である投機的な売買を好む傾向にあります。 例えば、株式市場では大量にカラ売りをするのは、たいていヘッジファンドですし、為替市場でも、ある通貨が弱くなってくると大量の売りを浴びせます。

1997年当時、ジョージ・ソロスらヘッジファンドが過大評価されたタイバーツを徹底的に売り浴びせました。 この空売り攻撃によってタイ政府はヘッジファンドの売りに対抗できず、結局タイバーツは最盛期の10分の1の価値まで暴落し、タイ経済は崩壊しました。 また、ロシアのルーブルでも同じような攻勢を仕掛け、ロシアは国家破産しました。

このように、ヘッジファンドは一国をつぶすような莫大な資金量を瞬時に大量に働かせ利益を得ています。

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ボックス相場

ボックス相場とは、比較的長期間の間、株価があるレンジ内で上下を繰り返す相場の事をいいます。 つまり、相場が膠着している状態を指し、「もみあい」といった言い方もします。

基本的に積極的に売買する材料が乏しいと商いが少なくなり、ある一定のレンジ内で株価が推移するボックス相場となります。 そこから何か売買を活発化させる材料が飛び出して株価がボックス圏を飛び出して上昇や下降をした時に、 それを「ボックス圏を抜けた」といいます。

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