名村造船所 (7014)

名村造船所 (7014)

造船銘柄は、景気回復期(円安期)に素晴らしいほどの株価急騰を演じてくれますが、 その中でも、名村造船所をオススメしたいと思います。

名村は中堅造船所の一角で、主にバルクキャリアー、オイルキャリアーのような大型コンテナ船を製造しています。 最近では、機械や鉄骨橋梁の分野も開拓しているようです。名村はなんといってもその値上がり率が見事で、 一度上昇に転じると株価はスルスルと上に向かいます。 しかし、売りたたきにも会いやすいので、売られるときは怒涛の売りが出て、株価はあっという間に奈落の底に落ちてしましまいます。 名村で利益を出すコツとしては、一度トレンドが転換したら、それに逆らわずについていくことだと思います。 今回のアベノミクス上昇相場でも、見事な急騰を演じてくれました。管理人の懐もホッカホカです!

最近の造船業界はやっと上向きのニュースが出てきました。 船の供給過剰で、船舶の受注がリーマンショック後から低迷してきましたが、足元では回復に向かっています。 ライバルの韓国、中国船とも、燃費の優位性などで差別化し、競争力を保っています。 船価はまだ低いといえども、LNG関連の投資などでこれからは造船業界全体で盛り上がっていくでしょう。

ただ一つ気を付けたい点は、このアベノミクス相場において名村が造船業界で一人勝ちしたのは、 リーマンショック前に高価格で受注した船の消化があったためと思われます。 今後はいかに効率化に力点を置き、船の製造費を減らし利益を出せるかがポイントでしょう。 受注残は3年分残っていますし、赤字覚悟の安値受注に走らなくていい点は、他の造船会社よりも有利なのは確かです。 今後は、赤字続きであった佐世保重工業を吸収したことによる影響がどの程度名村の業績に響いてくるかを見極めたいところです。

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